健康について考える
仕事や家事などでストレスの多い社会、趣味や習い事、気のあった友人と楽しむ食事などで溜まったストレスを発散されている方も多いのではないでしょうか?
そんなストレスの多い毎日を何気なく過ごせているのも「健康」だからこそ。
機械でも壊れる前にメンテナンスをするように、人の身体も本当に健康なのかどうかは調べてみないと分かりません。人間ドックの「ドック」という言葉は、以前、船が長旅をするたびに船全体を詳細にメンテナンスしながら悪いところがないか調べる場所を「ドック」と呼んだことからきています。
詳細に調べれば、人の身体も悪いところが見つかり、完全には健康ではなかった、ということがわかってしまうこともあります。
では、本当に調べない方が良かったのでしょうか?
調べたからこそ、しかも早ければ早いほど、治る病気があります。
受診期間は1年に1度が適正であるか否か、ということについてはいろいろなお考えの方が多いと思います。
ただ、受診が決まった時には「これから将来のことを考える上で、まずは健康状態が大事だ」と思って受診を前向きに考えてみる、ということを習慣にしてみませんか。
全ての生活の土台が健康であるがゆえに。
こんな経験はありませんか?
「再検査?!私が?」
自分は健康だと思っていても、健康診断をすると基準値から外れ「不健康」という結果がでてしまう。しかし、どこも痛くないし、食欲だ ってある。夜もよく眠れる。自分より「不健康」だと思う人が周囲にはたくさんいるような気がする。
「なぜ、基準値から外れると不健康になるのだろう?」
再検査の他に、栄養や運動などの指導も受けないといけなくなるし、家族からもうるさく言われる。こんなことなら、健康診断なんて受けなければよかった・・・
「えっ?がんの疑いがあるの?」
主人が健康診断の時、一緒に受診するなら健康保険組合の全額負担で受けられると聞き、わたしも一緒に健康診断を受けた。
主人は何ともなかったのに、何もないと思っていた私にがんの疑いがあると聞かされ、それ以来、夜もよく眠れなくなり食欲もなくなってしまったから、家族の食事も作るのが嫌になってしまった。
あぁ、こんなことなら健康診断なんて受けなければよかった・・・
「はぁ。。ようやく終わった・・・」
昨日の夜から食事制限をして、健康診断のために朝食も抜いてきて、なんか頭が「ぼぉーっ」とするような感じで力も入らないし。こんなに待たされて、さまざまな検査をして、最後は診察で「特に今のところ、大きな異常は認められませんね」と言われて、ひとまず安心はしたけど。時間がかかって、溜まった家の仕事は誰かやってくれているのかなあ。
・・・そんなことないよね。
はぁ、こんなことなら健康診断なんて受けなければよかった・・・
踏み出しましょう
ここまでお読みになられた方の中には「私も同じ考え」「共感できる」というような、健康診断を受けることに対して、こんな気持ちを持つ方が多くいます。
たしかに、健康診断で再検査の通知がきたり、がんの疑いが出たり、健康診断のために時間を割いたりと、健康診断を受ける前も後も、肉体的・精神的に疲弊してしまうことはあります。
また、健康診断を受ける費用も安いものではありません。
ただ、健康診断を受けることで、命に関わる重大な病気を早期に発見し、早めに治療を開始できる可能性もあります。それは結果的に、将来大きくなるリスクを今わかったことで早期治療によりリスクを抑え、また、掛かってしまったかもしれない多額の手術・入院費用を抑えることにもつながります。
楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、辛いこと。
毎日忙しく大変でも、健康であるからこそ、充実した生活が送れているはず。
勇気を持って、一歩踏み出してみませんか?