患者様から寄せられた、よくある質問をまとめております。 その他、ご不明点等がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
内視鏡(胃カメラ)とバリウム検査(胃部レントゲン検査)はどちらを受けた方が良いですか?
画像の見方、受診者の身体的な負担等それぞれ異なりますので単純にどちらが良いとは言えません。
内視鏡では食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察できます。組織の一部を摂取し、顕微鏡検査をすること(生検といいます)も可能です。
バリウム検査では全体の形や食道の動きなどを確認することができます。飲み込んだものが流れていく様子などを見ることも可能です。しかし、異常が見つかれば後日胃カメラで詳しい検査をしなければなりません。検査後、飲んだバリウムが腸で固まって、便秘になってしまう患者さまもいます。なにより放射能の被曝があるため、妊娠中の方はこの検査を受けることができません。
一般的にはバリウム検査を行って所見があった場合に内視鏡検査を行うことが多いです。しかしながらこれまでに何らかの疾患を内視鏡で指摘され、経過観察を勧められている場合は、内視鏡検査を第一選択にされることをお勧めします。
以前胃の内視鏡検査がとても辛かったので、不安です・・・。
当施設では、検査の苦痛を少しでも和らげるため、鎮静剤や従来よりも細い内視鏡の使用となっておりますので、事前の診察時に医師とご相談ください。
検査に対する不安や緊張が強い方では、つい力がはいってしまい、内視鏡の接触による違和感も強くなることが多いようですので、検査時はできるだけ肩の力をぬいてリラックスするよう心がけましょう。
普段、服用している薬で、止めなくてはいけないものはありますか?
内視鏡検査当日の朝は、普段内服している薬は糖尿病の薬以外はコップ2杯ほどの水で内服して後来院ください。ただし、血液をさらさらにする薬を内服している方は、主治医の指示にしたがってください。
血液をさらさらにする薬を服用していますが、内視鏡検査の際はどのようにすれば良いですか?
内視鏡検査当日は、血液をさらさらにする薬(バイアスピリン、エパデール、ワーファリン、プラビックス、オパルモンなど)は主治医の先生の許可がある場合は基本的に中止にします。
内視鏡検査では、自分で胃や腸の中を見ることができますか?
内視鏡検査台に、検査医や看護師が観察するためのモニターの画面を設置しておりますので、患者さまご自身でも検査中にご覧になることが可能です。患者さま専用のモニターの準備もございます。
内視鏡検査をうけて病気が感染することはありませんか?
当施設では、消化器内視鏡学会のガイドラインを遵守し、十分な洗浄と消毒を行っておりますので、何かの病気が感染するような心配はありません。内視鏡検査に使用される処置具(生検の時に使用する器具)に関しても、高圧蒸気滅菌したものを使用しておりますので、安心して検査をお受けいただく事ができます。
血液をさらさらにする薬は内視鏡検査後いつ再開したら良いですか?
内視鏡検査時に血液をさらさらにする薬を中止している場合は、検査終了後に再開時期を記載した用紙をお渡ししております。基本的には検査の翌日からお薬を再開することが可能ですが、お薬の種類により多少異なる場合があります。
検査後に車(バイク・自転車)を運転しても問題ありませんか?
当施設の内視鏡検査では、基本的には鎮静剤を使用しております。内視鏡検査で鎮静剤を使用した場合はその後意識がはっきりしているつもりでも、しばらくは集中力が低下するため、検査後のお車の運転やバイク・自転車の運転はできません。内視鏡検査の際にお車やバイク・自転車で来院された際には、鎮静剤を使用することができませんので、ご注意ください。